デッドプール初登場
1991年の『New Mutants』第98号でデビューしたデッドプール。脇役の悪党が、自己言及的なアンチヒーローと映画の人気者になるまでを紹介します。

デッドプールは、ここ数十年で特に広く知られるようになったコミックキャラクターの一人です。2016年に初の単独映画が公開されると、不遜なユーモアと伝統的なヒーローらしくない言葉遣いが、大きな人気を呼びました。
面白く、残酷で、かなり露骨なこともあります。でも初登場は2016年ではなく、1991年のコミックNew Mutants第98号でした。
デッドプールがこんなにも違う理由
2016年の映画は、すでにキャラクターを特徴付けていたものを大衆へ届けました。デッドプールは思ったことを口にし、期待を破り、コメディーと暴力の間を行き来します。古典的な意味でスーパーヒーローと呼ぶことさえ、ためらわれます。
完璧な英雄の規範に従うわけでも、道徳のお手本を目指すわけでもありません。傲慢で予測不能、しかも自分を取り巻くお約束を分かっています。その組み合わせが、誇張に満ちた、とても楽しいキャラクターを生みます。
デッドプールは第四の壁もよく破ります。自分がコミックや映画の中にいると知っているかのように話し、観客をコメントの共犯者にします。この自己認識は、魅力の重要な一部です。
悪役からアンチヒーローへ
コミックNew Mutants第98号で、ファビアン・ニシーザとロブ・ライフェルドが生んだデッドプールは、敵役としてデビューしました。やがて奥行きと単独シリーズを得て、悲劇、不条理、アクションを組み合わせるアンチヒーローの地位を築きます。
赤いスーツ、刀、再生能力は、見た目の象徴です。でも何より彼を際立たせるのは、その語り口。絶え間ない冗談とコメントが、残酷な戦いさえコメディーに変えます。
台詞について一言
デッドプールの笑いの多くは、文脈、誇張、意図的に大人向けの調子に支えられています。フィクションでは成立しても、日常でそのまま口にするのに向く台詞ばかりではありません。
初登場記念日は、New Mutants第98号に戻る良い口実です。もとは脇役だった人物が、いかに現代のアンチヒーローのルールを書き換えたか、確かめてみましょう。
